川口雑貨

店主川口が雑多に物を書き落としていく雑貨屋です。そういうことにしておきます。

【実体験】やらなきゃ良かった&やって良かった単発バイト

川口雑貨の川口です。

今回は、実際に私がやってきた単発バイトの中で特に「やらなきゃ良かった!」と思った物と、「やって良かった!」と思った物の両方をご紹介します。

今後単発バイトを検討している人はご参考までに。

 

【注意】

これはあくまで川口自身が体験した内容なので、当てはまらない場合もあります。明らかに以上な特例とは感じられない部分のみ記載しておりますので、ご理解の上御覧ください。

 

やらなきゃ良かった単発バイト

まずはやらなきゃ良かった物をご紹介します。

しょっぱなから論外なヤツもありますが、どれもかなりきつかったです。

 

春のドタキャンパン祭り「パン工場

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語呂でわかっちゃいますね。

3回ほど申し込みましたが、すべて消えました。
しかも前日などの直前にです。

当日の現金支払いでそれをアテにして予定を立てていたのですが、前日キャンセルで現金が足りず駆け回りましたね。ほんと。


この工場は全国各地有名で、仕事内容は単純作業で運次第~~なんて言われますが、渡しの場合はそれ以前の問題でした。

工場によって違いますし、私の場合は代理店を経由して申し込んでいたので最優先で切られましたね。

 

切る場合は

派遣会社→自社採用アルバイト→自社スタッフ

なので、派遣会社から頼む場合は注意が必要です。

 

ここから得た教訓は

「単発は基本真っ先に切られるから、保険をかけておこう」

ということ。

余分に稼いでおくのは重要です。

1回分はちゃらになっても大丈夫ってぐらいの余裕を持ちましょう。
私は、先送りにできる事は全部先送りにして、ギリギリまでお金は手元に置きました。これでギリギリ。

 

 

ゴリゴリ肉体労働「ゴミ収集」

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「拘束時間が長い」「肉体労働きつい」「暇な時間つらい」の3拍子。


基本朝から夕方までなのでフルタイム勤務、しかも移動しながら仕事をするので昼休憩以外は常に拘束されます。

 

勿論肉体労働なので、体はひたすらキツイ。

これをやったときは冬で、雪があったので足も取られるし体力も持っていかれるしできつかったです。(寒さのおかげで匂いはなかった)

 

意外なのは暇な時間の辛さ。


ゴミを処理場に起きに行くときや、ゴミ捨て場に距離があるときなどは車に揺られながら何もせずに耐えねばならない。

寒い中で外を走ってはポカポカの車内に戻ってガタンゴトンと揺られる。これをひたすら繰り返すんです。そんで朝が早い。

 

そう、眠さがすごい。
最後のほうなんて眠すぎて、カーブで左右の人に頭ぶつけてましたね…よく怒らなかったな。

同じ車の人が偶然良い人だったので気持ちは保てましたが、全体的には柄が悪い方が大半。飛び交う言葉も必然的にキツイ物が多かったです。

中にはアルバイトで来て業務中に恫喝される人も少なくないんだとか。

 

身体疲労で次の日は全身筋肉痛でまともに動けず、2・3日は体がキツかったですね。


精神的にも、肉体的にも、合う人じゃない限り厳しいでしょう。

個人的な愚痴を言わせてもらうと、募集に書いてた内容と実際の内容が違いすぎて服装が動きにくく(防寒重視)めちゃ辛かった。

やりたい人は「温度調整のしやすい服」「体力に自身がある」「近々予定がない」「メンタル激強」を確認してくださいね。

 

これに学んだ教訓は

「肉体労働はちゃんと肉体労働。自信が無いなら覚悟しろ。」

別にできないわけではないですが、本当にキツイので覚悟はしておきましょう。逆に、覚悟と準備さえ出来ていれば大丈夫かもしれません。

 

ゲシュタルト崩壊「百均の品卸」

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品卸というのは、その店にどのくらいの商品があるのかを確かめる作業。


品卸の特徴として、店舗が閉まってから=夜勤というのもありますが、それに加えて百均ならではの特徴もあります。

それは、全て100円、商品の種類はどうでも良いということです。

なのでひたすら数えます。
1つのフックを「2・4・6・8・10…」と。
機械の操作も同じなので、気づけば一連の動作として行っています。

 

特に思想は必要ないんですが、これが危険。

最初は速さを突き詰めたり、効率を考えたり、いつも観ないコーナーで商品に関心したりしましたが、それも3時間が良いところ。

そこからはすべて虚無です。

頭にひたすら羅列する数字と、それを機械的に打ち込む指。

休憩は3時間に一度程度。その時も別に会話もありません。

これを、8時間…と思ったら追加2時間。残業です。終わりません。

夜間なので給料も良いですし、肉体疲労もそこまではありません。

あと、そのときは遠征だったので睡眠時間もとれたのでそこまでキツくはなかった。

 

しかし、あの虚無だけは無理。精神的な疲労がすごかったです。ある意味恐怖。

 

流れ作業で頭を飛ばせる人なら超絶オススメですが、そうでない限り絶対オススメ出来ません。

余談ですが、その帰り道に会社のおっちゃん達の意向で海を観に寄り道したりハンバーガーショップで朝食を奢ってくれたりと楽しかったので虚無から脱出できました。

逆にあれがなかったら…怖くて想像できません。

 

このバイトから学んだ教訓は

「単純流れ作業は虚無。やりがいって実は超絶重要。」

 ということ。

勿論業務後の出来事は給料とは関係なく、偶然近くにそういうスポットがあった&派遣会社の人たちが仲良しだったという偶然なのでアテにしないでください。

 

 

やって良かった単発バイト

次は逆にやってよかったと感じている単発バイト

 

演劇の舞台設営スタッフ

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ホールで行われた古典演劇のための舞台を設営撤去する仕事です。

 

基本的には、実際位作業している大道具の人たちの近くで待機し、必要に応じて呼ばれて雑務をこなす感じ。

主に物を運ぶとか積荷を下ろすとか抑えておくとかの肉体労働でした。
しかも時給はたしかほぼ最低賃金

お金稼ぎとしては良くないと思います。

じゃあ何が良かったのかといいますと、経験として素晴らしかったんです。

1つの舞台の何十人という人たちが走り回って作ってて、その他に演者や裏方は大勢いるわけで、その舞台に携わった人は軽く200人を超えていました。

仕事をしながら

指揮を取る人はどうやって周りのモチベーションを上げているのか、

どうやって役割分担を行っているのか、

どんな人が演劇の舞台に携わっているのか、

自分が観てきた世界はどうやって作られているのか、

そんなことを見ていました。

 

働きながら、あの世界を見れたのは一生の宝ですね。

このバイトをして学んだ教訓は

「給与額よりも大事なモチベーションもある」

ということです。

 

まとめ

確かに、昔働いていた店舗も時給は良くなかったですが、働きながら頑張る楽しさがありました。仲間とコミュニケーションをとって、自分の成長を感じて。

通常のアルバイトは長期的に複数回勤務するので、教育の手を抜くわけには生きません。

単発は取り敢えずその時の手が足りれば良いので、扱いは雑になりますし、教育も必要が無い事に限定されるのでやりがいも無いです。じぶんの成長なんてありません。

きつく辛い単発バイトに共通するのは、この楽しさが一切なく、耐え続けねばならないことだと思います。

 

もちろんそれが合う人そうでない人はいますし、私と真逆の人もいるでしょうから、あくまでこれは私の1例ということで。


これを読んでいる方が、どうか納得行くお仕事でお金がもらえますように。